はじめに
全体の流れ
Macの、キーボードとマウス、トラックパッドの設定を自分にとって使いやすいものに整えていきます。
おすすめの設定を紹介していきますので、参考にしてみてください。
特に入力デバイスは、手に合わないと腱鞘炎などになってしまいますので、手遅れになる前に設定の見直しや、自分に合う物を探してみてください。
- キーを押したままで連続入力する。
- 競合するショートカットをオフにする。
- ユーザ辞書を登録して、よく使う単語をすぐに呼び出す。
- ひらがなを自動的に漢字に変換しないようにする。
- 「マウスポインタをシェイクして見つける」をオフにする。
- マウスではやりにくい、トラックパッドに適した操作を行う。
関連リンク
MacでApple製ワイヤレスキーボード、マウス、またはトラックパッドを使用する
キーボードの設定
キーボードの入力設定を変更します。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択します。「キーボード」をクリックして、「キーボード」タブを選択します。
「キーのリピート」を「速い」にします。これは、キーを押したままにしたときの、文字の連続入力の速さです。
次に、「リピート入力認識までの時間」を「短い」にします。これは、文字の連続入力が始まるまでの時間です。
この2つの設定を変更することで、たとえば矢印キーですばやく移動したり、Deleteキーを押し続けてテキストをすばやく削除ができるようになります。
関連リンク
キーボードショートカット
競合するキーボードショートカットをオフにします。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択します。「キーボード」をクリックして、「ショートカット」タブを選択します。
「Spotlight」を選択して「Spotlight検索を表示」をみると、「⌘command + スペース」がデフォルトで割り当てられています。
この「⌘command + スペース」は、AdobeのPhotoshopやIllustratorのズームツールのショートカットと競合しているので、このチェックをオフにします。もしくは、ダブルクリックして他のショートカットを割り当てます。
もしApple純正の新しいキーボードを使っている場合は、Spotlight専用のファンクションキーが用意されています。
他にも、使わないキーボードショートカットがあれば、チェックをオフにしておくのがいいと思います。
関連リンク
ユーザ辞書
よく使う単語をすぐに呼び出すために、単語を登録します。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択します。「キーボード」をクリックして、「ユーザ辞書」タブを選択します。
追加ボタンから、辞書に登録していきます。
たとえば次のように登録すると、「お」と入力して変換すると「お世話になっております。」、「よ」で変換すると「よろしくお願いいたします。」が変換候補に出てきます。
さらには、「あど」でメールアドレス、「さいと」でWebサイトのURL、電話番号や住所なども登録しておくと、ブラウザでフォームに入力するときなど、何かと便利です。
そして、これらのユーザ辞書は、同じApple IDでログインしているiPhoneなど、他のデバイスとも同期されます。
関連リンク
ライブ変換をオフにする
ライブ変換をオフにします。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択します。「キーボード」をクリックして、「入力ソース」タブを選択します。
サイドメニューの「日本語」を選択して、「ライブ変換」をオフにします。ライブ変換は、文字を打ってからスペースキーを押さなくても、自動的に漢字やカタカナに変換されていく機能です。
ひたすら文字起こしをしたい場合には便利な機能なのですが、漢字ばかりの文章になってしまいます。
たとえば、漢字の「下さい」ではなく、ひらがなの「ください」、「致します」ではなく、ひらがなの「いたします」にしたい場合など、漢字とひらがなを選んでテキストを打っていきたいので、ライブ変換はオフにしておきます。
関連リンク
マウスの設定
マウスの設定です。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択して、「マウス」をクリックします。
おすすめの設定はこんな感じですが、ここは使いながら変えてみてください。このように「副ボタンのクリック」をオフにする場合は、キーボードの「⌘commandキー」を押しながらクリック」で副ボタンのクリックができます。
Apple純正のマウスはMacと非常に親和性が高くて良いのですが、手に合わない場合は工夫が必要です。無理に使い続けると腱鞘炎になったり、デスクによく当たる部分の骨が痛くなるので、パームレストを使ったり、他のメーカーのマウスを探してみてください。
マウスポインタが大きくなるのが嫌だったら、これをオフにできます。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択して、「アクセシビリティ」をクリックします。
サイドメニューの「ディスプレイ」を選択して、「ポインタ」タブへと進みます。「マウスポインタをシェイクして見みつける」のチェックを外します。
関連リンク
Macでアクセシビリティの「マウスとトラックパッド」環境設定を変更する
トラックパッドの設定
トラックパッドの設定です。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択して、「トラックパッド」をクリックします。
おすすめの設定はこんな感じですが、ここは使いながら変えてみてください。トラックパッドは、二本指でピンチして拡大/縮小するなど、マウスではやりにくい操作ができます。
マウスとトラックパッドのどちらが良いかというよりは、使用するアプリによってその都度どちらを使うかを変えて行くのがいいと思います。