はじめに
全体の流れ
おすすめの設定を紹介していきますので、参考にしてみてください。
同じ設定でずっと使い続けるよりは、OSがアップデートされた時などに、これまでとは少し設定を変えてみるのがいいと思います。
脳が刺激されるし、新しい発見があったりするので、定期的な見直しはおすすめです。
作業領域を広げるためのDockの設定
- ファイルの表示方法
- メニューバーの整理
- ウインドウをしまう設定
- システム音の制御
- ツールバーのカスタマイズ
- 拡張子の表示
- 検索する場所
- 新規ウインドウで開く場所
- 通知を制御
- セキュリティ
- コンピュータ名
いまはまだ理解できないことがあっても、そのまま進んでください。
関連リンク
Dockを自動的に表示/非表示
作業領域を広げるために、Dockを非表示にします。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択して、「Dockとメニューバー」をクリックします。そこにある「Dockを自動的に表示/非表示」のチェックをオンにします。
これで、マウスを画面の端に持っていたときのみDockが表示されるようになります。
Dockの位置も変更できるので、下で使いにくいなと感じたら変更してみるのがいいと思います。
また、たとえばPDFをいつもとは違うアプリで開く場合には、Dockのアプリにドラッグアンドドロップすることで、任意のアプリで開くことができます。
関連リンク
ファイルの表示方法を変更
ファイルの表示方法の切り替えと、並び替えです。
Finderで「⌘command + N」を押して、新規Finderウインドウを開きます。ウインドウのツールバーにある「表示」ボタンをクリックすると表示方法を変更できます。
アイコン表示は、画像のサムネイル表示に適していて、それが何のファイルなのかがわかりやすいですね。このスライダーでアイコンのサイズを変更できます。もしくは「⌘command + J」で「表示オプション」を開いて、アイコンサイズを数値で変更 することもできます。
ファイルの表示順を、名前や種類で並び変えたり、「表示順序」を「なし」にして任意の順番で並べたり、その時の目的に応じて表示順序を変更することができます。基本は「名前」にしておくのがいいと思います。
リスト表示は、同じ階層と、それよりも下の階層にあるファイルを一覧できます。
「種類」を選択してファイル形式で並び替えたり、「変更日」を選択して今日作業したファイルを見つけたり、「名前」でソートすると、同じ名前で始まるファイルや連番のファイルが並びます。
カラム表示は、階層を移動するのに適しています。カーソルキーでも操作できるので、目的のファイルを見つけるのに便利ですね。
カラムの幅が狭かったら、「⌥optionキー」を押しながら境界線をドラッグすると変更できます。
ギャラリー表示は、画像ファイルを一覧するのに適しています。
そして、これらの表示方法はショートカットを使って変更できます。
アイコン、リスト、カラム、ギャラリー表示が、それぞれ
- 「⌘command + 1」でアイコン表示
- 「⌘command + 2」でリスト表示
- 「⌘command + 3」でカラム表示
- 「⌘command + 4」でギャラリー表示
なので、「⌘command + 3」でカラム表示にして目的のファイルまで行って、そこで「⌘command + 2」でリスト表示に切り替えて作業をはじめるなど、その時の状況に応じて表示方法を切り替えていきます。
また、どの表示方法でも、ファイルを選択した状態で「スペースバー」を押すと、「クイックルック」でそのファイルの中身をすばやく表示することができます。
まとめると、
- 「⌘command + N」で新規Finderウインドウを開く
- 「⌘command + 1〜4」のショートカットで表示方法を切り替える
- 時には表示順序も変更して
- クイックルックでファイルをすばやく確認する。
関連リンク
メニューバーを整理する
メニューバーを整理していきます。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択して、「Dockとメニューバー」をクリックします。サイドメニューにあるそれぞれのオプションを設定していきます。
たとえば「バッテリー」。バッテリー残量を表示するアイコンですが、メニューバーにあると気が散りますので、コントロールセンターに表示させておきます。
こうやって、よく使うものはメニューバーに置いておき、たまにしか使わないものはコントロールセンターに置いておくのがいいと思います。
メニューバーのアイコンを「⌘commandキー」を押しながらドラッグして並び替えることもできます。
関連リンク
タイトルバーのダブルクリックでしまう
ウインドウを一時的にDockにしまう設定です。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択して、「Dockとメニューバー」をクリックします。
「ウインドウタイトルバーのダブルクリックで」のチェックをオンにして、設定を「しまう」にします。
ウインドウのタイトルバーをダブルクリックすると、一時的にDockにしまうことができます。
アプリによって若干エリアが違うのですが、おおむねこのあたりです。
Dockから取り出す場合は、こんな感じです。
関連リンク
システム音を制御する
システム音を制御していきます。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択して、「サウンド」をクリックします。
「起動時にサウンドを再生」は、Macの起動時のサウンドを再生するかどうかです。
「ユーザインターフェイスのサウンドエフェクトを再生」は、ファイルの移動や、ゴミ箱に入れた時のサウンドを再生するかどうかです。
「音量を変更するときにフィードバックを再生」は、音量変更時のサウンドです。
次に、出力と入力のタブがありますが、接続しているヘッドフォンやマイクがつながらない場合は、この設定を確認してみてください。
関連リンク
ツールバーをカスタマイズする
ツールバーをカスタマイズしていきます。
Finderで「⌘command + N」を押して、新規Finderウインドウを開きます。
メニューバーの「表示」から、「ツールバー」「タブバー」「パスバー」「ステータスバー」を表示してきます。
タブバーは、「+」ボタンから新しいタブを開いたり、他のタブをドラッグアンドドロップしてまとめることができます。新規タブのショートカットは「⌘command + T」です。TabのTですね。
パスバーは、いまどこにいるかのパスが表示されます。クリックしてそのパスに移動することもできます。
ステータスバーは、ファイルの数が表示されます。たとえばデータをコピーした時に、コピー元とコピー先のファイル数があっているかなど、ファイルの数を比較したい時などにも便利です。
ツールバーの項目をカスタマイズします。Finderで、メニューバーの「表示」から「ツールバーをカスタマイズ」をクリックします。
使わないものは削除して、必要なものを追加します。デフォルトに戻したい場合は、この「デフォルトセット」をツールバーにドラッグしましょう。
関連リンク
拡張子を表示する
クリエイティブにおいて、ファイル形式や拡張子は重要なものなので、常に拡張子を表示するように設定します。
Finderの「環境設定」から「詳細」をクリックします。
「すべてのファイル名拡張子を表示」のチェックをオンにします。ファイルに拡張子が表示されるようになって、jpg、txtなど、末尾に拡張子がついています。
これはアプリケーションがデータを保存するときに付けてくれるものなので、基本的には自分で変更しない方がいいです。ファイルが正しく開かなくなってしまったりなど、アプリケーションがファイル形式を正しく判断できなくなります。
関連リンク
検索する場所を設定する
検索する場所を設定していきます。
Finderで「⌘command + N」を押して、新規Finderウインドウを開きます。検索フィールドでファイルを探すときに、どこを検索するか設定します。
Finderの「環境設定」から「詳細」をクリックします。
「検索実行時:」の設定を「現在のフォルダ内を検索」にしておくことで、あらかじめ絞り込んでから検索できるようになります。Mac全体から検索したいときはSpotlightから検索する、というように使い分けができます。
関連リンク
新しいFinderウインドウで開く場所を設定する
新規ウインドウを開いたときに、どのフォルダを開くかを設定します。
Finderの「環境設定」の「一般」から、「新規Finderウインドウで次を表示」の場所を設定します。
「 新規finderウインドウ」はよく使います。ショートカットは「⌘command + N」です。NewのNですね。
関連リンク
通知を制御する
必要ない通知をオフにします。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択します。「通知と集中モード」をクリックして、「通知」タブを選択します。左側のアプリケーションを選択して、右側で通知の許可や通知スタイルを変更できます。
「バナー」は表示されたあとに自動的に消えて、「通知パネル」は操作して消すまで表示されたままになります。 「なし」にしておくと、バナーや通知パネルは表示されませんが、通知音が鳴ったり、Dockのアプリケーションアイコンにバッジが表示されます。
ここでは、重要な通知のみを許可しておきたいので、必要ない通知をすべてオフにします。
関連リンク
セキュリティ
FileVaultとファイアウォールの設定をして、セキュリティレベルを高めておきます。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択して、「セキュリティとプライバシー」をクリックします。
FileVaultをオンにして、ファイルを暗号化します。物理的にディスクが抜き取られたとしても、それを読み込むことができなくなります。
ファイアウォールをオンにします。認証していないアプリケーションやプログラムからの不正アクセスを防ぐことができます。
設定を変更したら、鍵をかけておきましょう。
関連リンク
コンピュータ名
ネットワーク上で表示される名前を変更します。
メニューバーの「アップルメニュー」から「システム環境設定」を選択して、「共有」をクリックします。
「コンピュータ名」は、AirDropやローカルネットワークを使ったファイル共有などで表示される名前になります。なので、公共の場で表示されても大丈夫な名前にしておくのがいいと思います。