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名刺をNFCタグで魔改造してLink in Bioにリンク

もくじ

名刺をアップデートして、NFCタグでプロフィールページにリンクします。

名刺を魔改造する

古来から伝わる「名刺」というカードを作ります。

日本での名刺の一般的なサイズは「55×91mm」です。

サイズはこれより小さくてもいいのですが、大きいと名刺入れやカードケースに入らないので、渡す方も受け取る方も不便になってしまいます。

その上で、名刺は紙じゃなくてもいいし、規定のサイズからはみ出してもいいんです。

特に印刷物は手に触れるものなので、その手触りで紙を選んでもいいです。

ここでは、名刺にNFCタグを埋め込んでいきます。

NFCタグって?

NFCタグには様々な形状があります。

JIS規格サイズのプラスチックカードや、その1/3のサイズ、丸いものや、シールタイプもあります。

NFC(Near Field Communication)は、近距離無線通信(きんきょりむせんつうしん)のことで、SuicaやICOCAで使われている「FeliCa」のように、スマホと通信が行えるものです。

これから、iPhoneで「NFC Tools」のアプリを使って、NFCタグの情報を読み書きしていきます。

まずは何も情報を書き込んでいないNFCタグを読み込んでみます。

NFCタグには固有のID番号があるので、それぞれのNFCタグが別のものとして認識されます。

なので、複数のNFCタグにさまざまな機能を割り当てることができます。

「ショートカット」アプリ

iPhoneで「ショートカット」を開いて、オートメーションを設定してみます。

「+」をタップして、「NFC」を選択します。

「スキャン」から、NFCタグをスキャンして、名称をつけます。

「すぐに実行」にして、「実行時に通知」をオンにします。

「次へ」進んで、「アプリを開く」を選択します。

「アプリ」の部分をタップして、ここでは「Safari」にします。

「完了」したら、設定は完了です。

先ほどスキャンしたNFCタグにiPhoneをかざすと、Safariが開きました。

さらに、これで特定のWebページが開くように設定します。

いま作成した「オートメーション」はテストなので、スワイプして削除しておきます。

先ほどの、ショートカットで作成したオートメーションは、NFCタグの固有ID番号を利用して、あくまでもそのiPhone側で動作するものです。

それに対して、NFCタグ自体に設定をして、iPhoneをかざすと自分のプロフィールページが開くように設定していきます。

SNSのリンク、プロフィール、バイオグラフィーなどをまとめたページは「Link in Bio」と呼ばれます。

自前でデザインしてコーディングしてもいいし、Webサービスを利用してもOKです。

LinktreeやLit.Linkが有名ですが、Notionでも作成できます。

まずはLink in Bioを作ってURLを取得しましょう。

NFC Tools

iPhoneの「NFC Tools」アプリを開いて、「書く」をタップします。

「レコードを追加」から、「URL」を選んで、Link in BioのURLを入力します。

追加したら、「書き込み」からNFCタグに情報を書き込みます。

NFCタグにiPhoneをかざすと、確認のバナーが表示されて、タップするとLink in Bioにアクセスできるようになりました。

NFCタグのプラスチックカードに印刷して名刺にしてもいいし、既存の名刺にNFCタグを貼り付けることもできます。

関連リンク

NFC Tools(iPhone用アプリ)

Linktree

Lit.Link

Notionテンプレート