スーパーカブでどこまでも行こう|スーパーカブ C125(2024年モデル/JA71)
スーパーカブでどこまでも行こう。
スーパーカブ C125って?
スーパーカブというバイクは、日本人のDNAに組み込まれているのです。
郵便配達、新聞配達、お蕎麦屋さんの出前、農作業や狩猟など。
昔の広告を見ても、車とは違った行動範囲でのライフスタイル提案があって、どこへでも行ける感があります。
二輪車免許を取る
125ccのバイクに乗るためには、二輪車免許を取る必要があります。これは今後も変わりません。
一部、2025年の道路交通法改正によって、普通自動車免許で乗れるバイクの区分に変更があります。
その背景には、排ガス規制があります。
環境保護の観点から、年々、段階的に排ガス規制値が強化されています。
バイクが生産された年によって、排ガス規制値は違うので、たとえば10年前に生産されたバイクは、その当時の排ガス規制値をクリアしていればよいことになっています。
今年生産されたバイクの方が、より厳しい排ガス規制をクリアしているということです。
なので、いま生産されたバイクの純正マフラーは、その触媒で有害な物質を排除する構造になっています。
それが、従来の50ccの原付では、新しい排ガス規制値をクリアするのは難しくなってきました。
そのタイミングで、普通自動車免許で乗れるバイクの排気量が変更される流れです。
現行の125ccのバイクが普通免許で乗れるようになるわけではなく、新しい基準が作られます。
なので、今後もバイクに乗るために二輪車免許をとることに変わりはありません。
バイクをいくつか乗り換えていって、どこかで125ccの乗りやすさに魅かれることはあると思うのですが、最初のバイクが125ccで、そのままずっとそのバイクで人生を終えることは考えにくいです。
バイクの楽しさを知ってしまったら、タイプの違うものや、もうちょっと大きな400ccくらいのバイクにも乗ってみたくなるものです。
ちなみに、二輪車免許の教習でよく使われるのは、ホンダの「CB400 SUPER FOUR」という400ccのバイクです。
バイクを買う
Webサイトでみて、乗りたいバイクがいくつかに絞られてきたら、あとはショップでまたがってみます。
自分にあうバイクは、シートに座ってグリップを握った瞬間に、すぽっとはまるものがあるはずです。
レンタルバイクもあるので、気になることがあれば実際に乗ってみることもできます。
スーパーカブ C125の在庫状況は、ホンダドリームの新車の在庫検索ページで確認できます。
購入したお店で初回点検を受けることになるし、定期的な点検もあるので、できれば遠すぎない所がいいです。
グッときたバイクがあれば、もうそれしかないと思うので、納車します。
バイク保険
バイクの任意保険は、加入が義務付けられている自賠責保険だけではカバーできない部分を補償するものです。
納車日に合わせて、前もってバイク保険に入っておくと安心です。
オンラインで申し込んで、最短で次の日から加入できます。
申し込みのときに、ナンバーと車台番号が必要になるので、ショップから「標識交付証明」の画像を送ってもらいます。
バイク保険は、1番安いプランでも、対人などの事故に関する基本的な部分はサポートされていることが多いです。
自分で選べるオプションの部分は、費用に応じて変更できます。
1点注意が必要なのが、保険の申し込みの時に、年間予定走行距離を入力する必要があります。
実際に乗ってみないとわからないので、とりあえずの目安にしておいて、その走行距離を超えそうだったら、途中で契約内容を変更できます。
各都道府県の弁護士会に、交通事故に関する無料法律相談の窓口があります。
バイク保険以外にも、交通事故の民事関係の相談ができる窓口を把握しておくと、もしものときに心の支えになるでしょう。
AirTag
AirTagをいくつか、よき場所に仕込んでおきます。
大きな駐車場で、場所がわからなくなってしまった時にも役にたつでしょう。
ヘルメット
スタイルにもよりますが、最近はクラシカルでレトロなデザインのヘルメットの人気も高いです。
人それぞれ頭の大きさや形が違います。
ヘルメットの快適さが、バイクの楽しさに繋がったりもするので、ヘルメットは慎重に選びたいです。
個人的には、幅広な日本男児の頭なので、海外メーカーの、たとえばシンプソンとか、どれだけサイズを上げても被れません。
ショップで頭のサイズ(全周と幅と長さ)を測ってもらうと、Lサイズでちょうどいいと案内されるのですが、圧迫感が嫌なのでXLサイズにして、さらにほっぺがぐにゅーってなるのが嫌なので、チークパッドを1段階薄いものに交換しました。
サーキットを走る時はしっかりホールドする必要がありますが、普段の走行では少しゆとりを持たせておくことをおすすめしたいです。
少し大きい分には、中の詰め物で調整できます。
ヘルメットのサイズに対して、センターパッドとチークパッドの調整範囲が決まっています。
パッドは取り外して洗えます。さらに、インナーにバラクラバを被って、常に清潔に保ちましょう。
EX-ZEROをカスタム
EX-ZEROは、フルフェイスでありながらも、ジェットヘルメットのように風が吹き込んできて、目にゴミが入ることもあります。
インナーシールドを3段階で調整できるのですが、これを一番下にするだけで、だいぶ解消されます。
さらに対策をするなら、ゴーグルを使うか、簡単なカスタムとして、ノーズガードをつける方法もあります。
インカム取り付け
ヘルメットにインカムを取り付けると、音楽やラジオを聴いたり、Googleマップでナビの音声を聞いたり、ツーリングしながら会話ができます。
日本ではB+Comのインカムのシェアが高いです。
他にもSENAやCiel、Cardoのインカムがあって、メーカーが違っても接続して会話できます。
Cardoは世界で初めてバイク用のインカムを作ったメーカーで、世界的にはシェアナンバーワンです。
インカムとして使うよりも、音楽やラジオを聴いたり、Googleマップでナビの音声を聞くことの方が多いので、スピーカーの音質の良さを最優先で、いくつか比較して選びました。
ちなみに日本では、インカムはソロで使うことの方が多いという調査結果があります。
説明書通りに取り付けていきます。
あとは、配線処理をキレイにやっていきます。
グローブ
メーカーによってサイズや形はまちまちですが、左手の親指の指先があまっていると、ウインカーなどのスイッチ操作がやりにくいので、フィット感は重要です。
このグローブは指先がタッチパネル対応になっていますが、対応していないものでも、スマホ対応のシールを貼れば大丈夫です。
バイクカバー
バイクカバーは、夏の猛暑では、ブラックよりシルバーの方が、少しはあっつあつになるのは抑えられるでしょう。
レインウェア
バイク用のレインウェアは、バタつきを抑えるために、手首、腕、腰などを絞れるようになっています。
フードがないものや、フードの取り外しが可能になっているものが多いです。
登山用のレインウェアのように、ゴアテックス素材のものはほとんどありません。
楽しいツーリング
ヤエー!
主に峠など気持ちいい道で、バイク乗り同士がすれ違うときに、手を振られたりピースされます。これがヤエーです。
当時の2ちゃんねるで、「Yeah」を「Yaeh」とタイポしたのがはじまりで、ネットスラングが元になっています。
右手はアクセルワークのために離さずに、左手で最高のヤエーをしときましょう。
ガソリン携行缶
スーパーカブ C125のガソリンタンクの容量は3.7Lなので、街乗りでは問題ないですが、バイク旅に出るときは、ガソリン携行缶があると安心です。
これまでに、ガソリン携行缶に関する事件や事故を経て、法律が定まりました。
金属製で、安全性能基準に適合していることを示す、KHKマークやUNマークがあるものが使えます。ポリタンクはNGです。
ガソリンスタンドで携行缶に入れてもらう場合、本人確認と、使用目的の確認が必須です。自分で携行缶にガソリンを入れるのはNGです。
気化しやすいガソリンの特性を理解して、適切に管理します。
メンテナンス
サービスマニュアル
バイクを買ったら、そのバイクにあった「サービスマニュアル」をゲットしていただきたいです。
点検整備のための情報や、分解や組み立てに必要な構造、ボルトの締め付けトルクなどが書かれています。
スーパーカブ C125(JA71)は、「C125A-R」のサービスマニュアルとなります。
購入時点での価格は税込11,880円で、オンデマンド印刷された紙の冊子です。
バイクに限らずですが、ネットで何かを調べると、中には間違った情報もあります。その間違った情報を信じた誰かが、またその情報を広めて、といった連鎖が起きています。
サービスマニュアルは、本来は整備士のためのもので、メーカーが公式に出している情報です。
正しい一次情報である、サービスマニュアルを参照してください。
タイヤ、チェーン、ブレーキ液、ブレーキシュー、エアクリーナー、スパークプラグなどは、一定の周期で交換やメンテナンスが必要になるのですが、簡単なメンテナンスから挑戦してみて、自分でやってみることで得られるものは大きいです。
もちろん、難しいと思ったら、定期点検の時にショップから交換をおすすめされるので、そのときにお願いすれば問題ありません。
パーツカタログ
ホンダのWebサイトから、スーパーカブ C125のパーツカタログのPDFデータをダウンロードできます。
部品の番号と名前が記載されているので、その情報をもとに、純正の部品を購入することができます。
今回は、オイル交換をするときに、一緒に交換が必要になる部品を注文します。
近くにホンダドリームのお店があれば、お問い合わせフォームなどから注文して、入荷したら取りに行きます。
もしくは、Webike(ウェビック)でも純正部品を購入できます。
工具
バイクのメンテナンスやカスタムに必要な、基本的な工具をそろえます。
- ラチェットハンドルとソケット
- コンビネーションレンチ
- ドライバー
- もしくは工具セット
- トルクレンチ
ラチェットハンドルとソケット
バイクでは、ラチェットハンドルの差込角のサイズは9.5mm(3/8インチ)のものを選びます。
ソケットは8,10,12,14,17,19mmあたりがセットになっているものがいいと思います。
コンビネーションレンチ
コンビネーションレンチも同じく、8,10,12,14,17,19mmあたりがセットになっているものを選びます。
ドライバー
プラスドライバーは、1番、2番、3番の3サイズ。
マイナスドライバーはほとんど使わないので、もしセットでついているなら5番と6番あたりです。
工具セット
工具はバイク以外にも使えるし、この機会にセットでそろえてしまうのもいいです。
もしくは、このセットを参考にして必要なものを少しずつ買っていくのもいいと思います。
トルクレンチ
しっかり締め付けトルクの管理をしたいので、トルクレンチも用意します。
エンジンオイルの交換でよく使う、ドレンボルトの締め付けトルクは「24N・m」なので、トルク測定範囲が「10〜50N・m」のものを選びました。
基本的に、ボルトのサイズが大きいものは締め付けトルクが大きくて、ボルトのサイズが小さいものは、締め付けトルクも小さいです。ボルトとはそういうものです。
スーパーカブ C125だと、足回りの締め付けトルクが1番大きいです。
点検整備
エンジンオイル以外にも、メンテナンスや交換が必要なパーツがありますが、定期的に点検整備に出していれば、そのときに交換をすすめられるでしょう。
エンジンオイル(3,000km) オイルフィルタ(12,000km) チェーン(10,000km) スパークプラグ(10,000km) エアクリーナー(20,000km) ブレーキ液(2年)
カスタム
カスタムの記憶
これまでに乗ってきたバイクでも、簡単なカスタムをしてきました。
(モンキーZ50J、TW225、ドラッグスター400、SR400)
何年も乗っているうちに、純正パーツはほとんど錆びていなくても、社外品のカスタムパーツから錆びていきました。
カスタムパーツのメーカーによっても、素材や処理のクオリティに違いがあって、中には極めてクオリティが低いパーツがあるのも事実です。
最近買ったパーツの中にも、10mmの穴に10mmのボルトが入らないものもありました。交換しても同じ精度だったので、これは返品しました。
そういった経験から、可能であれば純正部品を使いたい想いが強いです。
カスタムの方向性
バイクのカスタムは、ノーマルの状態から変えていくことだけがカスタムではありません。
スーパーカブ C125は、これまでのスーパーカブとは雰囲気が違うことがわかります。
初代のカブをオマージュした伝統的なカブでありながら、新しいカブです。
HondaのWebサイトで少しカブの歴史に触れてみましょう。
シール類を外す
こういったシール類はすべて剥がしたいのです。
剥がしにくいものも、パーツクリーナーでキレイにとれます。
ただ1点、「二輪車リサイクルマーク」を剥がしてしまうと、もし廃車にするときにリサイクル料金が必要になります。
剥がした後に気がついて、もうどうにもなりません。
もうひとつ、リアの三角マークと、フロントのライン、これは原付2種であることを示すものです。
50ccの原付1種とは交通ルールが違うので、見分けがつきやすいように貼られたものです。
法的な表示義務はなく、メーカーが自主的に貼っているものなので、剥がしてしまっても問題ありません。
今では、原付1種と2種は、ナンバープレートの色で見分けがつきます。
カスタムのログ
バイクのカスタムでは、すべてのログをとっていくことをおすすめします。
いつどんなパーツを取り付けたかや、カスタムパーツを取り付けたことによって、外した純正パーツや、使わなくなったネジの記録などです。
不具合が起きた時に原因を突き止めたり、元に戻す時のためでもありますが、感じたことや次に活かしたいことなどを記録することで、新しい気付きもあります。
カスタムパーツ
バイクのカスタムパーツの購入は、詐欺サイトも横行しているので、ドメインや特定商取引法のページや、日本語に違和感はないかなど、落ち着いて調べてください。
希少な商品のハズなのに在庫があったり、やたら安かったりします。
誰でも知っているような大手ECサイトの他にも、バイク用品に特化した「Webike(ウェビック)」は、かなり重宝します。
Webikeでは、在庫がなくても取り寄せできる商品が多いです。人気で品薄のものは半年くらい待つこともありますが、ちゃんとバックオーダーの注文も取ってくれる、紳士なWebサイトです。
自分の車種と年式(型式)に対応したパーツのみの表示ができるので、カスタムパーツの検索に便利です。
また、メーカー純正のパーツも買えます。オイル交換に必要な、オイルフィルター、Oリング、ワッシャなど、ストックしておくことができます。
リアボックス
スーパーカブ C125専用のリアラックを取り付けて、トップケースを装着します。
これで積載量が増えるだけじゃなく、背中に荷物を背負わずに長距離移動できるようになります。
ミラー
純正のミラーが見にくいと感じたら、ステーなどで外に数センチ移動するカスタム方法もありますが、ここではミラー自体を変更します。
空気入れ
タイヤの空気圧は常に適正に保ちたいです。電動だとめちゃくちゃ楽です。
関連リンク
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出前の味『スーパーカブ』。第1話|Honda Magazine|Honda公式サイト
Vol.2 国内宣伝編|Cub Stories|HISTORY|Cub|Honda
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